誰もが罹る心臓弁膜症。当院では、以前から心臓外科手術で、より多くの心臓弁膜症を治療してきました。ただ高齢の患者さんの場合どうしても体力の低下が懸念されます。そこで患者さんに負担の少ないカテーテルによる治療が全世界で発展しました。まずは、大動脈弁に対するカテーテル治療(TAVI)が始まり浸透してきました。そして、MitraClipという僧帽弁に対するカテーテル治療が始まり、当院でも2022年5月より治療可能となりました。
MitraClipは、僧帽弁閉鎖不全症という弁膜症に対して行う治療です。僧帽弁閉鎖不全症は、労作時息切れ、ひどくなると心不全による呼吸困難をきたします。内科的な薬によるコントロールや根本的な外科治療を考えますが、薬では安定せず、心不全入院を繰り返したり、外科手術が困難な場合もあります。そういった際にMitraClipという選択肢は、心臓治療にとって非常に意味のあるものになります。
脚の付け根の静脈にカテーテルを入れて、クリップを僧帽弁にかけ、弁の逆流を減らします。全身麻酔で2~3時間にて手術が可能です。
安静にしているのは当日のみです。食事も当日から可能です。
当院ハートチーム(心臓血管外科、循環器内科、各専門の医療スタッフ)では、大動脈弁疾患に対してカテーテル治療(TAVI)を行っています。また心臓血管外科が、僧帽弁疾患に対して低侵襲かつ精密性の高いロボット手術を行っており、共に安定した治療成績を残しています。
経験豊富な当チームが、毎週カンファレンスで治療方針等を検討し、MitraClipによる僧帽弁形成術を行います。
診療時間
午前診 | 夕診 | |
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